2022.05.18
お世話になっている方へ贈る、お中元。
どんなギフトを選ぶかということも大切ですが、どのように贈るかということもとても大切。
贈り方によって、相手に喜んでいただけることもあれば、不快な思いをさせてしまうこともあるのです。
では、正しい贈り方とはどのようなものなのでしょうか?
ここでは、手渡し・配送それぞれのお中元の贈り方について見ておきます。
お中元の贈り方としては、本来お宅を訪問して直接手渡しするというのが礼儀。
単にギフトを贈ればよいというわけではなく、日頃の感謝の気持ちを伝えることがお中元の本来の目的なのです。
お近くにお住いの方などには是非、直接手渡しで贈られてみてはいかがでしょうか。
お宅を訪問する際には、なるべく事前に連絡をして先方のご都合を確認しましょう。
早朝やお昼時、夜は避けるようにします。
お中元の品物は風呂敷に包んで持参するのが正式ですが、最近では紙袋の方も増えています。
品物を風呂敷や紙袋から出したら、のし紙がお相手の正面を向くように持ち直してからお渡ししましょう。
事前の連絡をせずにお伺いした場合には、玄関先でお渡ししてすぐに失礼するのが基本です。
最近では、お中元を配送するケースも増えています。
遠方の方へ贈る場合だけでなく、産地直送の生鮮食品などを贈る場合にも、鮮度管理のことを考え配送するのがよいと思います。
お中元を配送する際には、気を付けたいマナーがいくつかあります。
まず基本的なことですが、贈り先の住所や宛名の間違いがないようきちんと確認をしましょう。
毎年贈っている場合でも、変更がないかどうか今一度確認が必要です。
商品はもちろん、包装やのし紙なども実際に見ることができませんから、注文の際によく気を付けるようにしましょう。
また、お中元シーズンは大変混み合いますので、注文は早めに済ませておいたほうが安心。
お届け日時は贈り先のお中元時期に合わせて指定しておくようにします。
大まかに分けると関東地方は7月初旬から15日まで、関西地方は7月中旬から8月15日までとなっています。
ただ近年では、お中元を配送する方も増えたことから贈る時期は年々早くなっており、6月下旬から贈り始める方もいるようです。
お中元を配送する場合には、ただ品物だけを贈るのではなく、送り状も忘れないようにしましょう。
送り状は品物に同封するか、贈り物よりも先に届くようにしておきます。
日頃の感謝の気持ちや直接お伺いできないことへのお詫び、お相手の健康を気遣う言葉、さらに品物がいつ届くのかといったことを記します。
特に生鮮食品を贈る場合には、あらかじめ送り状でお届け日を伝えておくと、確実に受け取っていただくことができて安心です。