お中元、誰に贈ったらいいの?と悩んでしまう方もいるのではないでしょうか。
日頃お世話になっている方への感謝の気持ちとして贈るのが、お中元。
誰に贈らなければいけないというものではなく、自分が気持ちを伝えたい方に贈ればよいのです。
とは言え、一般常識として、どんな関係の人に贈るものなのか知っておきたいですよね。
ここでは、お中元を贈る相手と、そのマナーについて見ておきます。
<両親>
離れて暮らす両親や、結婚して家を出た娘夫婦から両親へお中元を贈るというケースがあります。
普段なかなか伝えられない日頃の感謝の気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか?
夏の帰省の際に手渡しするのもよいですし、手紙などを添えて配送するのもよいと思います。
好みや体調のわかるもっとも身近な相手ですから、あまり形式にこだわり過ぎず、本当に喜ばれるものを贈るといいですね。
<義両親>
長いお付き合いになる義両親にも、お中元を贈るという方が多くいます。
特に結婚した最初の年は贈ったほうが丁寧ですよね。
義両親に贈る場合には、時期やのし紙、送り状など、マナーにも気を配る必要があります。
食べ物を贈る場合には、義両親の健康状態や好みなどを考慮してふさわしいギフトを選びましょう。
また、結婚した両家の親同士がお中元を贈り合うこともあります。
<上司>
日頃お世話になっている会社の上司には、お中元として感謝の気持ちを伝えるのもよいと思います。
ご家族は何人か、どのようなものがお好みかということをリサーチして喜ばれる贈り物を見つけたいですね。
ただし会社内で贈り物をすることについてはルールが設けられていることもありますので、あらかじめ確認しておいたほうが安心です。
<取引先>
仕事でお世話になっている取引先にお中元を贈ることもあります。
大切な取引先へ贈るお中元ですから、マナーにはくれぐれも気を付けたいところ。
例えば宛名は会社なのか部署なのか担当者なのかといったことや、添え状の書き方、のし紙など、わからないことがあれば上司に相談するとよいでしょう。
皆で分けることのできる個包装のお菓子や、コーヒー、お茶などのギフトがおすすめです。
ただし公務員や一部の企業では贈答品のやり取りを禁止されていますので、注意が必要です。
<お稽古ごとの先生>
そのほかお中元を贈る相手として挙げられるのが、子供や自身のお稽古ごとの先生です。
元々お稽古ごとの先生に対しては、“ボーナス”という意味でお中元やお歳暮を贈るという考え方があり、月謝一ヶ月分くらいの現金や商品券を贈るという方が多かったようです。
最近では、月謝以外の贈り物は不要としている教室もあります。
お稽古ごとの先生に贈る場合には、ほかの生徒さんに気まずい思いをさせないよう、誰もいないところで渡すといった配慮も必要です。
<友人・同僚など>
最近では昔ながらのお中元を贈る方は減ってきていると言われますが、一方で親しい友人や同僚などとお中元を贈り合うという新しい形も生まれてきています。
「いつもありがとう」や「これからもよろしくね」の思いを伝えてみてはいかがでしょうか?
離れていてなかなか会うことのできない友人に、挨拶もかねてお中元を贈るのもよいですね。
あまりマナーにこだわりすぎず、相手が喜びそうなギフトや、あっと驚くような珍しいギフトを探してみるのも楽しいかもしれません。